タバコ-大豆体系における大豆栽培
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
タバコ-大豆体系における大豆の栽培法について検討し,つぎのような結果を得た。1.タバコ栽培圃場の大豆播種時の土壌三相分布は,固相22.3%,液相38.1%,気相39.6%であった。また,タバコ1株着生葉数8〜9葉時の圃場内降水分布は葉の相互遮へいにより著しいむらが生じた。さらに,タバコ群落内日射透過率は晴天日,曇天日とも約50%弱であった。2.大豆の出芽率は圃場の場所によりかなり変動し,これは圃場内降水分布のむらによるものと解された。なお,7月播種で問題視されるハト害はほとんどなかった。一方,主茎長は,追肥により長くなり,播種期が遅いと短くなった。3.収量は,播種期による差は僅少であったが,畦溝が常に湿っている状態の多回潅漑区は著しく増収した。また,タバコ作施肥の残効利用のみでも350kg/10aの収量水準は確保できたが,開花期追肥により5〜6%増収し,追肥の効果が明らかに認められた。なお,タバコとの間作期間の長短では間作日数12日の方が同17日より多収であった。
- 1986-12-25
著者
関連論文
- ウンシュウミカンの収量変動に及ぼす気象要因の影響の解析-1-3〜4月の気温とほう芽期,着花数,春葉数との関係
- 6-12 登熟期の日射環境が大豆子実の成分含量に及ぼす影響(6. 植物の代謝および代謝成分)
- スーパーポロメーターによる蒸散量測定時の留意点について
- 21 四国地域における転換畑大豆の収量 : 品質の収量と気候
- 大豆種子の裂皮に関する研究 : 第2報 品種・作期による裂皮発生について
- 95 出穂期頃水稲のフェーン被害 : 日中のフェーン処理圃場試験(2年め)
- 転換畑大豆への生育調節剤S-327D水和剤の適応性
- 四国地域における1993・94年夏季を中心とした期間の気象の特徴
- 四国地域における1993・94年夏季を中心とした期間の気象の特徴
- 新たに開発した小型ウェィングライシメ-タの特性
- タバコ-大豆体系における大豆栽培
- 大豆播種直後の降水量が分枝・節数に及ぼす影響
- 播種時の土壌硬度がダイズの生育に及ぼす影響
- 苗令差が普通期水稲の生育形態におよぼす影響