大豆播種直後の降水量が分枝・節数に及ぼす影響
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概要
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圃場条件において,大豆の播種期を4段階とし,播種後の降水環境と大豆の初期生育との関係について主として分枝とその節数を中心に検討し,以下のような結果を得た。1.主茎第6節までの分枝総節数と収穫期分枝総節数との間には密接な正の相関々係が認められた。また,播種後10日間の降水日数と主茎第3節までの分枝総節数,あるいは播種後15日間の降水日数と主茎第4節までの分枝総節数との間には,それぞれ密接な正の相関々係が認められた。2.主茎第3葉展開から第4葉展開までの日数と播種後20日間の降水日数との間には負の相関々係が認められた。また,主茎第3葉展開から第4葉展開までの日数と分枝数との間にも負の相関々係が認められた。3.以上の結果から,分枝総節数を十分に確保するためには,主茎第4葉展開までの生育を順調に推移させることが重要で,播種後20日間の降水日数はこれに強く影響する。
- 日本作物学会の論文
- 1986-12-25
著者
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