植物生育調節剤CGR-811,S-327D粒剤の播種時処理が麦類の生育・収量に及ぼす影響
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概要
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植物生育調節剤CGR-811,S-327D粒剤を麦の播種時に土壌混和処理して,生育・収量・倒伏程度への影響を調査し,麦類倒伏軽減剤としての実用性を検討した。1.S-327Dによる〓麦,小麦の草丈抑制は節間伸長期ころからみられたが,S-327D区の二条皮麦とCGR-811区の〓麦,小麦,二条皮麦には影響がなかった。2.S-327D処理により,二条皮麦を除く〓麦と小麦の〓長が短くなり,倒伏軽減効果も認められたが,収量は若干減収した。しかし,CGR-811処理では小麦,〓麦,二条皮麦ともに稈長,収量,倒伏程度の影響がみられなかった。3.S-327D処理により,〓麦では下位節間長の短縮が著しいのに対し,小麦では各節間ともに短縮がみられた。4.以上より,S-327D粒剤は〓麦,小麦の倒伏軽減剤として実用性が高いといえる。
- 日本作物学会の論文
- 1985-12-25
著者
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