播種量および刈取時期がギニアグラスの生産量におよぼす影響
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概要
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ギニアグラスの新品種「ナツカゼ」の多収要因を明らかにするため播種量,1番草の刈取時期および除草剤処理が生産量におよぼす影響について検討した。1.1番草の雑草割合は播極量によって大きな差が認められ,40g/aの播種量では雑草割合が70〜80%に達したが,320g/aでは20%以下であった。2.1番草の生産量は播種量が多い区ほど多く,定着数と高い相関が認められた。播種量が少ない場合には除草剤の効果が認められた。3.合計生産量は播種量が多いほど多く,1番草の刈取時期別では播種後50日刈が最も多く,40日刈が最も少なかった。除草剤処理の効果は明らかではなかった。4.多収のためには播種量は多いほどよいが,雑草との競合の面から少なくとも150〜160g/a(定着数400〜500本/m^2)以上は必要で,5月下旬播種の場合の1番草の刈取時期は播種後50日で,年間刈取回数4回程度が望ましいと考えられた。
- 日本作物学会の論文
- 1985-12-25
著者
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