ジフェナミド除草剤の残効性が後作水稲の生育収量におよぼす影響
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概要
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ジフェナミド水和剤の処理量(成分量)をa当たり45gと60gの2段階とし,移植53日前処理と同60日前処理の2条件で稚苗移植水稲への薬害の有無を検討し,つぎのような結果を得た。1.移植20日前における雑草発生量は各処理区とも無処理区より明らかに少なく,移植53日前処理区が最も発生量が少なかった。2.水稲の生育状況には各区間に差がみられず,薬害も観察されなかった。また,稈長,穂長,一株穂数でも差がみられなかったが,わら重,籾重および玄米重では,移植60日前成分60g処理区と移植58日前成分60g処理区とは減収傾向となり,移植60日前成分45g処理区は無処理区並であった。3.以上のことから,本剤の実用化に際しては薬量(成分量)45g/a以下,移植前60日以上の処理することが水稲にとって安全と判断される。
- 日本作物学会の論文
- 1981-12-25
著者
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