香川県農業大学校の水田圃場における雑草防除の問題点
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概要
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1.農大校圃場での優生雑草は裏作では,スズメノテッポウ,ヤエムグラ,イヌタデ,ミチヤナギで,夏作(イネ)では,ノビエ,カヤツリグサ,タカサブロウ,キシユウスズメノヒエでそのうちヤエムグラとキシユウスズメノヒエの防除が問題である。2.畦畔での優先雑草はメヒシバ,オヒシバ,チガヤ,キシユウスズメノヒエで,C_4植物が目立っている。8.コンバイン収穫に支障を来たす雑草としては,麦の中のヤエムグラ,水稲の中のキシユウスズメノヒエである。またキシユウスズメノヒエはトラクター耕耘により越冬茎を切断拡散し,次年度の発生源となる。香川県下でキシユウスズメノヒエの群落の存在をはじめて確認した。4.キシユウスズメノヒエの除草剤試験結果では,パラコートの効果は不十分で,MON-39,MW-801(未登録)の実用性が高いと思われる。
- 1981-01-15
著者
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