会計倫理教育の実態分析
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概要
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本稿は,全国四系列教育会議から委託を受けて企画・実施した「倫理教育に関する調査」の結果に基づき会計倫理教育の現状を分析したものである。調査結果によれば,倫理関係の科目を開講しているのは,学部では32.5%,そして大学院では25.3%であった。開講されている科目については,企業倫理・経営倫理に関連する科目が高い比率で開講されている。これに対して,情報倫理に関連する科目は学部では40%の割合で開講されているのに対して,大学院ではわずか5.8%である。逆に,職業倫理に関連する科目は,学部では8.0%で開講されているのに対して,大学院では52.9%が開講していた。これらの調査結果の分析に基づいて,今後の会計倫理教育の課題について検討した。
- 2006-12-20
著者
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