若年成人女性における歩行および生活活動調査
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概要
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健康な女子学生5名を対象に、3ヵ月間にわたる歩行調査とそれに伴う消費熱量算定を行った。その間の1週間、生活活動調査を行い生活活動強度や生活活動指数を算定した。その結果、個人における歩行数増減と消費熱量とは極めてよく相関することがわかった。(γ=0.872〜0.978,p<0.01)。いっぽう歩行数と生活活動調査結果とは乖離した傾向を示した。すなわち、1日平均歩行数9300〜25000の範囲では生活活動強度II、生活活動指数0.51〜0.68にあった。この結果は、従来からの生活活動記録による日常生活活動評価方法に対する疑問を生じさせるとともに、日常動作における歩行強度や内容には個人差が著しいことを推察させた。また、日常歩行数の変動は大きく、3〜7日間の解析で個人の平均的日常歩行数を求めることが困難であることが示された。歩行数と基礎体力との関係では、とくに背筋力と高い正相関を認めた(γ=0.905,p<0.02)。
著者
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