市販こんにゃく製品の原料の違いによる品質の差
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概要
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こんにゃく製品において、芋を使用した製品は精粉使用製品より高価である要因について、全国規模で収集した板こん、糸こんを対象として検討し以下の結果を得た。1)製品価格では芋使用のほうが有意に高かったが、製品の形や大きさについては板こんおよび糸こんの両者とも芋使用、不使用による有意な差が認められなかった。2)固形物、凝固剤の使用量は、板こん及び糸こんとも芋使用のほうが有意に多く、破断力及び伸びについては糸こんで芋使用のほうが有意に値が高かった。3)芋使用による商品の高価格の要因は、今回分析した化学的性状や物理的性状と関係がなく、他の要因があると推測された。その要因として、商品のイメージへの依存があると思われた。
- 山陽女子短期大学の論文
- 2007-03-31
著者
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