地域住民を対象とした本大学での生涯学習講座における健康教育 (第1報)
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概要
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生涯学習社会の構築は行政を中心に展開されてきたが、一般市民の関心は高く、本学でも地域住民、一般社会への生涯学習講座を開講している。特に健康関連分野での講座の参加者の特性を分析し、今後の講座への展開と参加者のニーズアセスメントへの基礎資料とすることを目的に、身体状況と食事・生活状況の調査を実施した。男性6名、女性28名、20代から80代までの幅広い年齢層の参加を得た。BMIが25未満でありながら体脂肪率の高い、いわゆる隠れ肥満の者が、全体の41%も占めていた。また、高血圧が問題となりそうな者は、3割以上であった。睡眠時無呼吸障害のリスクファクターであると言われている2点、日常的ないびきがあり、かつ、肥満傾向が見受けられる者の割合は約2割だった。健康増進と生活習慣病を始めとした疾患への予防のために、健康・栄養関連の情報を提供し学習を支援することは、生涯学習における健康教育分野へのヘルスプロモーションとして重要であると思われた。そのためには、今後も講座への参加者の分析を行っていくことは有用である。
- 東京聖栄大学の論文
- 2005-12-20
東京聖栄大学 | 論文
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