オオミノガ雄幼生期における生殖細胞内ミトコンドリアの動態(ダイナミクス)
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概要
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オオミノガ雄幼生期の生殖細胞を材料に,電子顕微鏡を用いて,細胞分裂期におけるミトコンドリアの動態を研究した。細胞分裂期には,ミトコンドリアは極めて長く伸長し,棒状ないし竿状となり,後期ないし終期で両娘細胞を繋げている狭窄部を跨って存在していた。従って,棒状ないし竿状ミトコンドリアは細胞質分裂期に両娘細胞間の縊れ込み部でほぼ均等に二つに分割されることが考えられた。また精子形成過程において,急速なミトコンドリア数の増加は確認出来なかったが,ミトコンドリアの伸長による実質的な容積の増量が行われる事が考えられた。ミトコンドリアの網目構造は確認出来なかった。
- 2007-03-31
著者
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