高温性カンピロバクターのゲノム解析と多遺伝子配列情報に基づく分子識別 : Campylobacter lariの16S rDNA
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概要
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解析したC. lari15株での配列の類似性は,98.2-100%であった。そして,驚くべきことに,今回の研究で配列決定されたUPTC株の1つでイギリスの海水中の二枚貝から分離されたNCTC12896株の16SrDNAの配列とレファレンス株として用いたカナダのヒト臨床由来のUN C. lari 11760株のそれとは全く同一であった。更に,UPGMA法を用いてリファレンス株を含めて系統樹を作成したところ,C. lariは,他の高温性C. jejuni及びC. coliとは離れて,いくつかの小さなクラスターからなる大きな1つのクラスターを形成することが明らかとなった。以上の様にC.lariの代表的な2つのtaxonであるUPTCと UNC. lariを16SrDNAの配列情報で分子識別できないことが初めて明かとなった。
- 麻布大学の論文
著者
-
村山 洋
麻布大学健康管理環境保健学部分子生物学研究室
-
松田 基夫
麻布大・環境保健・遺伝子生物学
-
松田 基夫
麻布大学大学院環境保健学研究科
-
松田 基夫
麻布大学大学院環境保健学
-
村山 洋
麻布大学大学院環境保健学研究科
-
松田 基夫
麻布大 環境保健
-
三田 明弘
麻布大学大学院環境保健学研究科
-
村山 洋
麻布大学生命・環境科学科
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