球面の特徴付け : まるく見える曲面は球面か
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概要
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本論文の目的は「小学校から高校までの各段階で与えられている球面(球)の定義が同値である」ことの証明を与える事であり,特に小中学校の先生方の為の教材研究と位置付けられるものである。そのような視点から、極力、初等幾何学の手法で証明を与えるものとする。本論文の課題は、既に平川淳康氏([2])が「球の特性に關する問題に就いて」(1943年12月、高數研究第八巻第三號)において,証明を与えているものでもある。しかし,記述・記法も現代の先生方には,少々理解し難いと思われるので,分り易く紹介するものである。従って,本論文で扱う課題は我々が最初ではない事をお断りしておく。小学校から高校まででは,球面(Sphere)と球(Ball)を区別せず図形の概念として同一のものと捉えているようである。この考え方は,平川氏も同様である。
- 信州大学の論文
- 2007-03-15
著者
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