囲碁における族と領域
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概要
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筆者らは、可能手抜き数(PON)に基づいて囲碁の序盤の局面評価を行う手法を開発し、その有効性を確認済みである。しかし、主として大模様に関する問題など、PONに基づく手法のみでは解けない問題がある。これを解決するために、本論文では、囲碁における手の大きさを評価するための道具として、同色石の族、および族が作る領域が重要な概念であることを示す。これらの概念は、まず形勢判断、戦略決定、候補手生成の各場面で利用できる。距離による族と領域の定義、領域の求め方といくつかの変種、および利用例を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-08-04
著者
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