高齢者の居場所づくりについての一考察 : 「ふれあいサロン」の活動に即して
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概要
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In this study, I first consider the significance of making 'The Place to Stay' for senior citizens in their living area. I classify the places in three stages and places 'Salon for Contact' as the second stage.Secondly, I analyze the result of the survey for the administrative staffs of 'salon for Contact' in two local areas, one city and one town. It has become obvious that such activities as will reinforce people to participate willingly and happily are made much of, and that workings to 'learn in and through activities' are performed in many Salons.本研究は、地域における高齢者の居場所づくりの意義を明らかにした上で、「ふれあいサロン」の現状の一端を調査・分析し、その課題を明確にしようとするものである。まず、高齢者の居場所づくりを、多くの勤労者が定年退職を迎える60代前半、心身の衰えが進む60代後半以降、認知症の進行など、心身の衰えがさらに進む時期の3つの段階に整理し、「ふれあいサロン」をその第2の段階に当たると位置づけた。次いで、2市町の「ふれあいサロン」の運営スタッフに対して行ったアンケート調査の結果を分析した。その中で、企画・運営を担当する運営スタッフの役割が大きいこと、活動内容については、気軽に楽しく参加できる活動が重視されていること、健康の維持・増進に関する活動が多くのサロンで行われていることなどが浮き彫りになった。また、生涯学習との関連では、「活動の中で、活動を通じて学ぶ」営みが広く行われていること等が明らかになった。
- 宮崎大学の論文
- 2007-03-31
著者
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