脊髄損傷の危険選択
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生命保険加入希望者の中の障害者,とくに脊髄損傷者(以下脊損者と略す)の引受査定に難渋することがある。その理由に,近年の自立した脊損者の増加やその活躍に反し,脊損者に対する厳しい危険選択評価基準がある。ところが,2003年AAIM Triennial Courseの講義内容は,最新の機能評価及び文献データに基づき脊損者を保険体として合理的に評価するものであった。そこで,新たな合理的評価法として紹介されたASIA(American Spinal Injury Association)評価法によるAIS (ASIA Impairment Scale)の妥当性を検討し神経解剖学的解説を加えた。評価基準見直しの基礎となった死因・生存率に関してはWorkshop講義内容と本邦報告とを比較しその妥当性を検討した。さらに死因分析より査定上重要なunderwriting pointsを抽出し脊損者の引受可能性を検討し査定評価法について考案した。
- 2006-03-17
著者
関連論文
- いわゆる非特異的ST-T変化の意味するもの
- 木も見て森を見よう(会員の声)
- 脊髄損傷の危険選択
- 血液検査からみた入院リスク(第1報)
- 第111回AAIM年次総会参加報告 : 神経画像診断研究;偶然に発見された異常所見の評価
- 高齢者の危険選択 : 老年症候群を中心に
- 第117回アメリカ保険医学会年次総会参加報告
- 脊髄損傷の危険選択(一般演題C,第102回日本保険医学会定時総会)
- (2)高齢者の危険選択 : 老年症候群を中心に(高齢者の生命危険因子および危険選択,パネルディスカッション,第101回日本保険医学会定時総会,学会からのお知らせ,学会より)
- 第112回AAIM年次総会参加報告
- 2002年AAIMオーランド参加記