高齢者の危険選択 : 老年症候群を中心に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高齢化社会となり高齢者特有の症状・所見が注目され老年症候群と呼ばれている。しかしそれをいかに定義し,またいかなる症状・所見を含めるかについて国内外の専門家の間でも一致を見ない。そこで,危険選択上重要な症候は何かについて文献的に考察し,中心的病態であるFrailty(脆弱性)・廃用症候群を媒介にすることで,保険事故(死亡・入院・要介護状態)に直接関連する痴呆・うつ,筋肉減少症(Sarcopenia)運動機能障害,易転倒性を抽出し,それらを主要な症状・所見とする保険医学的老年症候群を提案した。さらにその評価法について保険実務上の制約を考慮した試案も提出したが,その実施には解決すべき課題が山積すると考えられた。
- 2005-03-17
著者
関連論文
- いわゆる非特異的ST-T変化の意味するもの
- 木も見て森を見よう(会員の声)
- 脊髄損傷の危険選択
- 血液検査からみた入院リスク(第1報)
- 第111回AAIM年次総会参加報告 : 神経画像診断研究;偶然に発見された異常所見の評価
- 高齢者の危険選択 : 老年症候群を中心に
- 第117回アメリカ保険医学会年次総会参加報告
- 脊髄損傷の危険選択(一般演題C,第102回日本保険医学会定時総会)
- (2)高齢者の危険選択 : 老年症候群を中心に(高齢者の生命危険因子および危険選択,パネルディスカッション,第101回日本保険医学会定時総会,学会からのお知らせ,学会より)
- 第112回AAIM年次総会参加報告
- 2002年AAIMオーランド参加記