金ナノ粒子を利用する増感化学センサー技術(分析化学総説)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
金属ナノ粒子は最近特に注目を集めているナノ材料の一つである.金属ナノ粒子,特に金のナノ粒子は高い発色性,安定性という分析化学の要件を満たし,顕微鏡マーカーや診断キットなどの広い分野で使用されてきた.また,化学センシングの分野においても最近10年間に新しい技術が数多く報告されている.このように金属ナノ粒子は分析化学にとって必要不可欠な材料となりつつあるが,この論文では特に金ナノ粒子の分析化学的応用に関して現状と課題,将来展望について解説する.まず,金ナノ粒子の持つ特徴を解説し,増感機能,電子的特異機能の発現に着目して論ずる.更に,最近注目されている分子デバイスの作製に材する展望についても解説する.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2007-04-05
著者
-
椎木 弘
大阪府立大学産学官連携機構先端科学イノベーションセンター
-
長岡 勉
大阪府立大学産学官連携機構先端科学イノベーションセンター
-
長岡 勉
大阪府立大学産学官連携機構
-
床波 志保
大阪府立大学産学官連携機構先端科学イノベーションセンター
-
椎木 弘
大阪府立大学
-
長岡 勉
大阪府立大学
-
床波 志保
大阪府立大学
関連論文
- 非侵襲計測のための皮膚成分抽出法の検討
- 自己組織化単分子膜による高感度非侵襲型コレステロールセンサの開発
- 分子鋳型を持つ過酸化ポリピロールを用いたATPのセンシング
- 過酸化ポリピロールを用いるペプチドセンサの開発
- 金ナノ粒子を用いた新規めっきによる導電性ビーズの作製 (MEMS 2006 第16回マイクロエレクトロニクスシンポジウム論文集)
- 分子鋳型を持つ過酸化ポリピロール膜による異性体認識
- 導電性高分子/DNA複合膜によるDNAセンサの開発
- 分子鋳型過酸化ポリピロール膜による人血清中の総胆汁酸計測
- 金属ナノ粒子を用いた低環境負荷・省資源を可能にするナノめっき法 (特集 機能性微粒子テクノロジー)
- ナノ粒子めっき法による導電性ビーズの作製