一般演題 41 放射線誘発白血病に多発する7q欠失領域からの責任遺伝子候補単離
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概要
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モノソミー7(-7)および7番染色体長腕の中間(部分)欠失(7q-)は,孤発例の急性骨髄性白血病(AML)や骨髄異形成症候群(MDS)の10〜20%に認められるほか,放射線照射後やアルキル化剤による化学療法後に発症する,いわゆる二次性MDS/AMLの半数以上に検出される染色体異常である。成人では特に60歳以上の老人に多く,この場合しばしば複雑な染色体異常を伴う。CMLの急性転化にともなう異常としても,5%の患者に認められる。小児では反対に,多くの場合単独の異常として,AML(5%)やMDS(30%)に認められる。また後述するように,乳幼児のみに発症するモノソミー7症候群とよばれる,若年性慢性骨髄単球性白血病(JMML)と疾患概念が重なる骨髄増殖性疾患が知られている。
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