寒冷地における導入ハイブリッドライグラス(Lolium×boucheanum)品種の特性評価 : 耐雪性と他の生育特性との関係
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概要
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収量性がイタリアンライグラス並みに優れ,耐雪性がペレニアルライグラス並みに優れるハイブリッドライグラスを探索するため,37品種・系統と近縁6品種の特性を調査した。主成分分析により比較的植物体が大型で耐雪性および越夏性に優れる品種・系統群を抜き出した。この群の品種Bisonは稈長が大きく,耐雪性は比較的優れたが,ペレニアルライグラスと比較すると劣った。耐雪性は稈長や初期草丈と負の相関がみられた。Bisonは初期草丈が比較的低く,このことが優れた耐雪性に関係していると考えられた。初期草丈を指標に越冬前の生長量をペレニアルライグラス程度にして耐雪性を高め,越冬後に高い収量性を示す個体を選抜することで,耐雪性と収量性ともに優れるハイブリッドライグラス品種を育成できる可能性があると考えられた。
- 日本草地学会の論文
- 2007-01-15
著者
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米丸 淳一
東北農業研究センター
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久保田 明人
東北農業研究センター畜産草地部
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上山 泰史
東北農業研究センター畜産草地部
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米丸 淳一
東北農研
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上山 泰史
岩手大学農学部
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久保田 明人
東北農業研究センター
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