水牛(Bubalus bubalis)のオリーブ核の形態学的および定量的研究(解剖学)
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概要
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水牛のオリーブ核の形態を観察するとともに神経細胞数を計数した.6頭の水牛の脳幹をセロイジン包埋し,オリーブ核の前頭断連続切片を作製し,ニッスル染色を施した.オリーブ核は三つの主要な神経核と四つの小細胞群から構成されていた.内側副オリーブ核は頭尾方向に最長の核で,含まれる神経細胞数も最も多く,98,000±3,000個あった.両側のオリーブ核の神経細胞総数は210,000±7,000個であり,細胞密度は平均で3,000個/mm^3であった.水牛のオリーブ核はラットなど現在までに報告された多くの哺乳類と形態学的にかなり類似した構造をしていた.
- 2007-02-25
著者
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今川 智敬
鳥取大学農学部獣医学科獣医解剖学研究室
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上原 正人
鳥取大学農学部獣医学科獣医解剖学研究室
-
今川 智敬
鳥取大学獣医解剖学教室
-
篠崎 綾
鳥取大学獣医解剖学教室
-
上原 正人
鳥取大学獣医解剖学教室
-
RASHED Reda
鳥取大学農学部獣医解剖学教室
-
EMARA Saad
Department of Cytology and Histology, Faculty of Veterinary Medicine, Menufiya University
-
篠崎 綾
鳥取大学農学部獣医解剖学教室
-
Emara Saad
Department Of Cytology And Histology Faculty Of Veterinary Medicine Menufiya University
-
Rashed Reda
鳥取大学農学部獣医解剖学教室:山口大学連合獣医学研究科基礎獣医学
-
Uehara Masato
Department Of Veterinary Anatomy Faculty Of Agriculture Tottori University
-
上原 正人
鳥取大学農学部家畜解剖学教室
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