谷戸の休耕田の土壌シードバンクとそれを利用したビオトープつくりの可能性
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概要
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宇都宮市近郊の谷戸の休耕田土壌を用いて小さな浅いビオトープ池をつくり,土壌シードバンクから発生する植物相を調査した。この池の植物は休耕田に現在自生する種類が多かったが,ヒロハノイヌノヒゲ,オオヌマハリイ,コナギといったこの休耕田に現在見ることのできない,湿地を好む種類の発生もあった。休耕田土壌からの発芽を利用すると水田やその周辺の水湿環境の植物をかなりよく復元できることがわかった。地域にもともとあった植物相を,学校などの場に復元するために休耕田の土壌は有用であるだろう。
- 宇都宮大学の論文
- 2006-07-01
著者
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