縫線核-脊髄下行路の脊髄多シナプス反射弓に対する効果
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概要
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縫線核(NRM)条件刺激の,脊髄多シナプス反射弓におよぼす効果を検討した。実験には,麻酔ネコ8頭をもちいた。PBSt単シナプス反射はNRM条件刺激(conditioning-test stimulus interval:50ms)によって促通された。後肢皮膚神経(Sur,Spc神経)の条件刺激によって,促通された単シナプス反射はNRM条件刺激によって効果を受けなかっだか,または抑制を受けた。Group II筋紡錘求心性入力(Q)によって促通された単シナプス反射はNRM条件刺激によって抑制された。これらの事実はNRM-脊髄下行路が単シナプス性反射に促通効果を及ぼす一方で脊髄多シナプス反射経路を抑制していることを示唆している。
- 千葉大学の論文
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