国際資本移動と国際通貨制度
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概要
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本小論は、国際資本移動を考慮した二カ国マクロモデルを構築、変動相場制、固定相場制、金融経済の域内統合のケースのそれぞれについて、政策の有効性を検討している。welfare gain分析を用いて、それぞれの通貨制度あるいは金融・経済市場の統合度が、政策の有効性にいかなる影響を与えるのか考察した。金融・経済の統合は、特定域内に共通のショックがある程度の強度で頻繁に発生する場合に、有効性がある。一方、経済政策の独立した有効性が問われる、各国固有のショックの頻度が多い場合には、self-interestな政策を採用すべきであるというのが、考察の結果である。
- 二松學舎大学の論文
- 2005-03-25
著者
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