わが国の感覚統合療法効果研究の現状 : 文献のシステマティックレビュー

元データ 2006-12-25 日本保健科学学会

概要

感覚統合療法(Sensory Integration Therapy.以下SIT)の効果研究の現状を把握し,今後の研究で望まれる標的集団や方法を検討することを目的とし,わが国で発表されたSIT効果研究論文のレビューを行った。医中誌Webにて検索語を感覚統合として検索した結果,121論文が該当した。そのうち,SITを行っていない69編,総説や解説14編,会議録や海外の報告5編,対象が小児以外の6編,効果の記載がない4編,行動の観察のみで検討した10編を除外し,13編を対象に検討した。その結果,レベルIVおよびVのエビデンスが示され,SITは「行うよう勧められるだけの根拠が十分でない」(勧告C)にあたると考えられた。今回検討した論文では,学習障害などの疾患で効果があったとする見解に統一が見られ,今後は,まずはこれらの疾患を対象に,研究デザインを工夫した,レベルの高いエビデンスの蓄積が望まれる。

著者

山田 孝 首都大学東京大学院人間健康科学研究科
山田 孝 首都大学東京
繁田 雅弘 首都大学東京
山田 孝 首都大学東京大学院人間健康科学研究科作業療法科学域
繁田 雅弘 首都大学東京 健康福祉学部
有川 真弓 神奈川県立保健福祉大学リハビリテーション学科
有川 真弓 首都大学東京大学院保健科学研究科博士後期課程
山田 孝 首都大学東京 大学院人間健康科学研究科
山田 孝 目白大学保健医療学部作業療法学科

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