有明海におけるトラフグTakifugu rubripes人工種苗の産卵回帰時の放流効果
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概要
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有明海において1996〜2005年に漁獲された親魚1,584尾を調査した結果,85尾の耳石標識魚が得られた。標識を照合した結果,3歳を主体とした2〜8歳の有明海放流魚であることが判明した。回収率は放流サイズで異なり0〜0.41%と大きく変動した。von Bertalanffyの成長式をあてはめた結果,全長(Ltcm)と年齢(t歳)の関係は,雄:Lt=63.3{1-exp[-0.247(t+1.90)]},雌:Lt=75.0{1-exp[-0.173(t+2.13)]}で表された。天然魚のGSIとの比較結果から,放流魚は成熟しており,有明海に産卵回帰したものと考えられた。
- 2006-11-15
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