有明海におけるトラフグTakifugu rubripes当歳魚の漁業実態
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概要
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トラフグ当歳魚の漁業実態を把握するため, 全市場を対象とした漁獲統計資料の解析並びに標本船調査を行った。当歳魚は主に釣りと延縄によって有明海4県で漁獲され, 1991〜1995年および1999〜2002年の間に漁獲尾数: 21〜88千尾, 漁獲重量: 3〜20トン, 漁獲金額: 8〜47百万円と年により大きく変動した。漁場は9月に沿岸浅海域で形成され始め, 魚体が成長しながら徐々に沖合へ移動南下し12月に終漁した。CPUEからみた資源水準は, 他の産卵場である八代海および博多湾で再生産された当歳魚の漁獲量の変動傾向と一致した。
- 2005-09-15
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