相模湾沖からのPyura comma (Hartmeyer, 1906)の再発見
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概要
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国立科学博物館によるプロジェクト,「相模灘およびその沿岸地域における動植物柑の経時的比較に基づく環境変遷の解明」によって,2001年から2003年にかけて相模湾と相模灘から40点のホヤ類が採集された.採集深度は20mから570mの範囲であった.生殖腺の未発達や標本の不完全のため属が決定できなかったものも少なくないが,9科にわたる27種が含まれていた.小文ではそのうち,Pyura comma (Hartmeyer, 1906)を詳細に記載した.ドフラインが相模湾で採集した1個体に対して本種が創設されて以来,約100年ぶりの再発見である.
- 国立科学博物館の論文
- 2006-03-27
著者
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