Facklamia sourekiiの泌乳牛からの同定(細菌学)
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概要
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グラム陽性,カタラーゼ陰性,通性嫌気性の球菌が日本で血尿と排尿痛の症状を呈した泌乳牛から分離された.この分離株は16S rRNA遺伝子の塩基配列決定により,Facklamia sourekiiと同定された.また,この分離株の生化学的および培養上の特徴はF. sourekiiの基準株とよく一致した.現在までに報告されているF. sourekiiの株は全て,人の臨床材料から分離された株であるため,今回の分離株は獣医領域の臨床材料から分離されたF. sourekiiの最初の報告例である.
- 2006-11-25
著者
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高松 大輔
(独)動物衛生研究所細菌・寄生虫病研究チーム
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大崎 慎人
(独)動物衛生研究所細菌・寄生虫病研究チーム
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関崎 勉
(独)動物衛生研究所細菌・寄生虫病研究チーム
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井出 久浩
石川県南部家畜保健衛生所
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関崎 勉
(独)動物衛生研究所細菌・寄生虫病研究チーム:岐阜大学大学院連合獣医学研究科
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