幼児期における力学的性質としての因果関係知覚(因果知覚に関する研究の新たな展開-ヒトと動物の比較-,第24回大会 シンポジウム1)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
First, the position of the perception of causality in the entire theory of perception by Michotte was discussed, and the theory of agency by Leslie was introduced in order to classify the various causal relations. Second, the reliability of verbal reports by young children, from 4 to 6 years old, was discussed and some evidence was presented that young children could tell a causal stimulus from a non-causal stimulus and that they used different words to report what they saw. Third, perceptual, intellectual and tactile-kinesthetic factors which were considered to contribute to the development of the perception of causality by young children were discussed. The perceptual ability to segregate the causal stimulus into cause and effect was verified to contribute to the development of the perception of causality, but intellectual ability, which was measured by an intelligence test, was not found to contribute to that development. The experience of operating a moving target on a monitor by means of a key to make it stop facilitated integration of the tactile-kinesthetic experience of pushing some object with the visual experience of two moving objects in a causal stimulus. As supporting evidence some data which showed the development of the size-weight illusion by young children was presented.
- 日本基礎心理学会の論文
- 2006-09-30
著者
関連論文
- 発達3(215〜221)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概念)
- 単一物体運動における生物性・非生物性知覚に寄与する運動情報の研究(映像メディアおよび一般インターネット,デジタル放送,マルチメディア,三次元画像,視覚と画質評価,ITS等)
- 単一物体運動における生物性・非生物性知覚に寄与する運動情報の研究
- 学科専門科目「現代女性とキャリア」が学生の職業意識に与える効果について
- 前進・後進ポイント・ライト・ウォーカーに対する自然さ・滑らかさ判断
- 短期大学部生活創造学科学生を対象とした入学前教育に関する意識調査
- ポイント・ライト・ウォーカーによる歩行環境の知覚
- ミショットの因果関係知覚
- 「ゴール志向性」が運動刺激の生物性印象に与える効果
- 「ゴール志向性」が運動刺激の生物性印象に与える効果
- 部分提示されたバイオロジカル・モーションに対する歩行動作の知覚 : 横および後ろから見た歩行動作の場合(日本基礎心理学会第22回大会,大会発表要旨)
- 部分的ポイント・ライト・ウォーカーの知覚 : 全体移動および提示位置が歩行知覚に及ぼす効果について
- 部分的ポイント・ライト・ウォーカーの知覚--全体移動および提示位置が歩行知覚に及ぼす効果について
- 部分的に提示されたポイント・ライト・ウォーカー知覚に寄与する運動情報の研究
- 単一物体運動知覚に寄与する運動情報の因子分析的研究
- 単一物体運動における生物性・非生物性知覚に寄与する運動情報の研究
- 運動方向変化に対する運動軌跡錯視とそれに及ぼす誘導図形運動の効果
- 両眼立体運動視における大きさの恒常性 : ミューラー・リエール錯視図形を用いて
- ストゥループ課題遂行時のタイプA者の時間評価
- 運動刺激に対する操作の経験が幼児の因果関係知覚に及ぼす促進的効果
- 奥行運動を伴ったWitkinステレオグラムの一観察
- 幅および輪郭の輝度変化勾配の異なる縦縞図形に対する新生児の注視反応
- 逆転ポイント・ライト・ウォーカーに対する自然さ判断(日本基礎心理学会第25回大会,大会発表要旨)
- 幼児期における力学的性質としての因果関係知覚(因果知覚に関する研究の新たな展開-ヒトと動物の比較-,第24回大会 シンポジウム1)
- 1点あるいは2点で示された蟻の探索運動に対する生物性印象
- 428 Type A行動パターンの研究 : MPI、生活特性、健康との関連(人格3 人格評価II,研究発表)
- 271 Preference looking methodによる新生児のコントラスト閾値測定の試み(発達10,発達)
- 自然さ判断を指標とした正面衝突事象分類の試み
- 大きさが異なる2物体の正面衝突事象における幼児の相対質量知覚
- はね返り係数が低い時の正面衝突事象に対する自然さの判断
- 発達10(271〜276)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概要)
- 2物体の衝突事象知覚研究における力学的枠組の有効性 (運動視-2-)
- 衝突事象における相対質量の知覚--2物体の大きさが異なる場合
- (13) 衝突事象における力学的性質知覚の発達について(小講演)
- 衝突事象における相対質量知覚を規定する要因に関する研究
- The Perception of Naturalness of Collision Events Differing in the Coefficient of Restitution
- 衝突事象における運動量の知覚--被衝突物体の移動距離を指標として
- 幼児期における因果関係知覚の発達と分節的知覚能力との関連
- 音の周波数変化に対する聴性誘発反応と遅延反応課題
- 輪郭量が異なる視覚刺激図形に対する新生児の注視反応
- 267 幼児の因果関係知覚 : 知能との関連について(発達8 保存とカテゴリー,研究発表)
- 周波数変化音に対する聴性誘発反応--周波数変化時間の効果
- 221 幼児期における因果関係知覚と分節的知覚能力との関係(認知発達(I),発達)
- 幼児期における因果関係知覚の発達的研究--接触時間の影響について
- 新生児の視覚能力の研究--コントラストの知覚を中心として
- 周波数変化音に対する頭頂部緩反応
- 因果関係知覚に付随する眼球運動の研究-2-印象と注視時間との関連について
- 蝸牛電位の過渡現象に関する研究
- 履物が異なるポイント・ライト・ウォーカーの歩行動作特徴とその知覚について
- 見せかけの水たまり歩行をするポイント・ライト・ウォーカーの知覚