栄養遺伝子学 : その予防医学と健康促進に果たす役割について
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概要
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私たちが必要とする栄養素は、エネルギー源となる炭水化物、蛋白質、脂質に加えてビタミン、ミネラル、食物繊維、植物栄養素などがある。これらの栄養素の濃度変化はすべて細胞内センサーである核内受容体型転写因子によって探知されて生体の恒常性が維持されている。栄養素が過剰に蓄積すると、免疫系が活性化して炎症性サイトカインが産生される。その結果、恒常性が破綻して生活習慣病が発症する。免疫系、活性酸素の調節の破綻により癌が発症する。栄養素、薬剤、環境因子は遺伝子の構造と機能に影響を及ぼすことが明らかになり、その分子機構を解明する栄養遺伝子学が脚光を浴びている。栄養遺伝子学の発展は予防医学、健康の促進に大きく寄与するものと期待される
- 埼玉県立大学の論文
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