幼児教育志望者の性格タイプ傾向についての考察(I) : [○!R]MBTIグループ体験を通して
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概要
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本研究では、幼稚園教諭、保育士を志す短期大学生を対象にC.G.Jungのタイプ論にもとづき作成された質問紙MBTIを実施した。その結果、幼稚園教諭、保育士を志す集団にはF(感情)指向を示す者が多く、それに対する劣等機能が優勢なT(思考)指向の者が少ないことが明らかになった。一般に、人は自分の性格傾向と対極の位置する性格傾向を有する者を理解することが容易ではない。従って、幼稚園教諭、保育士を志す集団にはF(感情)指向を示す者が多いとなると、職場において接する子どものうちT(思考)指向を示す者の理解に困難があることが予想される。幼児教育、保育の現場ではこのような点を自覚することの重要性が指摘された。
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