児童の「向社会的行動」測定の試み
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概要
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小学6年生272名を対象に、予備調査から得た「教室内でよく起こる思いやりのある行い」27項目について、自己の経験度に基づいて4段階評定で回答を求め、得点化した。その結果について、項目分析を行ったところ、予想通り、「援助行動」・「分与行動」と命名してよい2因子が見出された。また、全得点を合計したものを「向社会的行動」得点とし、男女別の分布をみたところ、ほぼ正規分布を示し、また、信頼性係数(Cronbachのα係数)もおおむね満足し得る結果となっており、向社会的行動を測定する質問紙として妥当であると考えられる。なお、本論文は、昭和62年度千葉大学大学院学校教育専攻(教育心理学分野)に提出した修士論文「児童における向社会的行動とその規定因」の一部に加筆・修正したものである。
著者
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