墓花に関する研究 : 1.鹿児島市唐湊墓地における年間の使用切り花の実態と分析
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概要
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鹿児島の唐湊墓地では1年間に163種の切り花が観察されたが, 一つの墓に供えられる切り花は緑ものと色ものの組み合わせが多く, その中心となっている切り花は, 緑ものではヒサカキ, 色ものではキクであった.調査期間中に観察された切り花の種類としては, 緑ものより色ものが多く, その割合は80%であり, 色ものの中では花ものが圧倒的に多かった.利用度の著しく高い(出現回数10回以上または使用率20%以上)切り花は, 緑もの10種類と色もの14種類であった.前者のうち9種類は常緑木本, 後者はすべて草本であった.これらの切り花の特徴として, 見映えがよいこと, 日持ちが良いこと, 単価が安いか日持ちを考えたうえで経済的であることが挙げられた.
- 鹿児島大学の論文
- 1989-03-15
著者
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