海外派遣者の異文化適応要因(第4報告,自由論題報告,日本経営教育学会 第53回全国研究大会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本社から海外拠点に派遣される海外派遣者の派遣地への不適応は,派遣者本人と派遣元企業および派遣先子会社のいずれにも経済的,非経済的損失をもたらす。このような事態を避けるために,日系多国籍企業では海外派遣内定者を対象にした異文化教育を積極的に行っているが,現行の異文化教育は必ずしも派遣者の現地適応を促進するものでないとの指摘が多い。効果的な異文化適応教育の開発・実施には,まず日本人がどのように異文化に適応していくのか,そのメカニズムを解明することが重要と考える。そこで本報告では,まず海外派遣者の異文化適応促進要因を明らかにし,次に特定化した要因にもとづいて日本人海外派遣者に適した異文化適応教育の検討を行った。その結果,海外派遣者には7つの異文化適応要因があるとこ,現行異文化教育には新たに付け加えるべき科目が数多くあること,などが明らかになった。
- 日本マネジメント学会の論文
著者
関連論文
- 異文化マネジメント研究の研究手法と分析モデルの検討
- 海外派遣者の危機管理教育 : 事前研修再構築のための文献レビュー
- 海外派遣者の異文化適応要因(第4報告,自由論題報告,日本経営教育学会 第53回全国研究大会)
- 海外派遣者事前研修の新動向 : 6社の聴き取り調査をベースにして(2004年度日本経営教育学会第50回全国研究大会)