地域と連携した基礎看護実習の成果
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概要
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島根県立看護短期大学看護学科では,初めての看護実習となる基礎看護実習Iにおいて地域の家庭を訪問する実習を行なっている。本研究では1998年以降の5年間に学生及び訪問対象者に対して行なったアンケート調査をもとに,本実習の成果を明らかにした。その結果,1.学生,訪問対象者共に実習への満足度は高かった。2.学生は実習目標に加え,人生観,生活の知恵,社会生活上の常識などを学び,以後の学習の動機づけになっていた。3.訪問対象者は看護教育へ参加することを通して,社会貢献の喜び,生活への刺激,若者への親近感や理解への助けを得ていた。4.実習報告会は,学生,訪問対象者ともに実習の成果を促進させていた,ということが明らかになり,基礎看護実習における地域の教育力の活用の有効性が示唆された。
- 島根県立看護短期大学の論文
- 2004-03-31
著者
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