女性スポーツ実施者の競技意欲に関する研究

概要

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日常,スポーツ活動(バレーボール,ソフトテニス,バドミントン)を実施している女性を対象にTSMI検査を実施し,競技意欲について調査検討した.1.全体的には「競技価値観」が平均レベルで,「計画性」,「知的興味」,「勝利志向性」はやや低いものの,指導者との関係は良好な状況にあった.2.各群の特徴について,バレーボール群は「計画性」,「知的興味」,「勝利志向性」,ソフトテニス群では「闘志」,「知的興味」,「勝利志向性」,「IAC」,バドミントン群では,「計画性」,「知的興味」,「勝利志向性」,「IAC」がやや低いレベルであった.一方,種目間の比較では,ソフトテニス群が「コーチ受容」でバレーボール群,「IAC」でバレーボール群がバドミントン群,ソフトテニス群が「失敗不安」でバドミントン群をそれぞれ有意に上回った.3.競技志向者と運動志向者の比較では,ソフトテニス群の「競技志向者」が「運動志向者」を「競技達成動機」で有意に上回った.他のバレーボール群,バドミントン群で有意差は認めらなかった.
2005-12-31