サッカー競技とジェンダーに関する一考察
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概要
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スポーツの普及には「男らしさ」「女らしさ」といった文化的,社会的,心理的に作られた性のあり方であるジェンダー(Gender)が大きな影響を与えてきた。そのため競技によっては「男らしいスポーツ」「女らしいスポーツ」といった表現が見受けられ,依然様々な偏見が残っている。本来スポーツは性別によりふさわしいか,ふさわしくないかとされるものではなく,それぞれの個性を発揮できるものとして行なわれるべきである。本研究では,サッカー競技に焦点を絞り,どのように男性と女性がサッカーに参与することが「スポーツの男女平等」といえるのかを考察することを目的とし,2001年第1回アジア女性スポーツ会議において採択された「おおさかアクションプラン」をもとに作成された,スポーツの男女共同参画を目指す「スポーツの男女共同参画プラン」(スポーツ界の男女平等を推進する会,2002)を参考にわが国における「サッカーの男女共同参画プラン」を提示した。
- 2006-02-28
著者
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