自閉症児の対人的音声反応の形成過程
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、自閉症と診断され、他者に対する明確な反応が観られない児童に対して、コミュニケーション行動の前段階として対人接近反応の形成と発声頻度の増加を目的として指導を行い、対人的音声反応の形成に成功した。今後、これらをより機能的な反応にするために、クレーンや模倣などの、より積極的な対人的反応に対して反応の精錬が必要である事、それらの反応を社会的な文脈を弁別刺激として連鎖させるために、日常的な場面を構造化した指導が必要である事が示唆された。
- 2005-12-25
著者
関連論文
- 新見公立短期大学における紀要のあゆみ
- 自閉児の模倣行動の形成と般化に関する仲間モデルの効果
- 社会的相互作用に困難を示す幼児への治療教育的アプローチ : 機能的言語行動の形成
- 自閉症児の対人的音声反応の形成過程
- 統合保育場面における子ども同士の相互作用に関する検討 : 障害児との"共に遊ぶ経験"に焦点を当てて
- 統合保育実践における保育者の認識による関わりの変容