要介護高齢者のQOLに関する臨床的研究
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概要
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加齢による身体機能の低下に加え、さまざまな疾病や障害により要介護状態となった高齢者の中には、身体的・精神的・社会的苦痛を抱え、やがて生きる意欲を失い、閉じこもりや寝たきり状態となってしまう人がいる。高齢者の人々が要介護状態になった時、このような状態で日々の生活を続けなければならないということは、人間にとって大きな問題である。本稿は、要介護高齢者のQOLを考えるにあたり、慢性疼痛を訴え、ほぼ寝たきり状態になっていた高齢者の訪問看護においてケアを通してADLの拡大とQOLの向上が確認できた事例を呈示し、その変化の要因を分析し考察した。そして、要介護高齢者のQOLに関して私見を述べた後、QOL向上に向けたケアのあり方について、看護師の立場から考察を加え、まとめた。
- 2006-02-25
著者
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