神経疾患における嚥下障害の臨床的研究(自然科学系)
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概要
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介護者が介護技術として必ず保有し常に工夫を重ねていくべきスキルとして「嚥下障害」への対応がある。現在、介護の現場で問題の大きい中枢神経疾患の中、頻度の高い脳血管障害の中から可逆的過程を示した一症例と、介護者の観察眼と適切な工夫が効を奏した脊髄小脳変性疾患の一症例の過程を呈示した。脳血管障害の中で難治性嚥下障害をきたす輪状咽頭筋痙攣に対する治療法の進歩 (両側輪状咽頭筋切除術・バルーンカテーテル拡張引き抜き法およびボツリヌス毒素治療法) に関して Wallenberg 症候群の3症例について解説した。嚥下障害の医学・看護・介護に関する重要事項 (基礎疾患、重症度分類、嚥下障害を疑う主な症状、機能検査、睡眠との関係、基底核脳梗塞と誤嚥性肺炎)、基本的技術 (摂食場面の観察ポイント、対応方法、口腔ケア) および予防、治療薬 (サブスタンスPを中心に) 等をつけて、若干の考察を加えて述べた。
- 2004-02-25
著者
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