特殊教育と作業療法の連携についての研究
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概要
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特殊教育は現在,特別支援教育へと転換しつつある.そして,その教育を医療,福祉,労働など様々な分野と連携して進めることが,これまで以上に重視されている.本研究では,特に作業療法との連携について,養護学校の教師を対象に質問紙調査をした.その結果,作業療法全体のことや,作業療法と特殊教育のかかわりの現状について知っている教師が多くないこと,一方,児童生徒に対する効果に関することを含めて,多くの教師が作業療法に対する関心や学習意欲を有していること,多くの教師が特殊教育と作業療法の連携の重要性を認め,作業療法士による特殊教育の理解や作業療法士との情報交換を望んでいることも明らかにされた.どの質問についても,肢体不自由養護学校の教師は知的障害養護学校の教師よりも,また小学部の教師は中学部や高等部の教師よりも,概してポジティブな回答をしていた.結果を手がかりとして,特殊教育と作業療法の連携のあり方にっいていくつかの示唆をした.
- 秋田大学の論文
- 2006-04-28
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