日本新記録種ハシグロキヌヅツミ(腹足綱:ウミウサギガイ科)

スポンサーリンク

概要

• 論文の詳細を見る

• フィラデルフィア自然科学アカデミーに保存されている沖縄産の貝類標本を調査している際に,ハシグロキヌヅツミPhenacovolva brunneiteruma(Gate,1969)の標本を3個体見出した。この種類はスールー海の潮下帯から採集された標本(ホロタイプはCAS無脊椎動物コレクションno.58164)に基づいて記載されたもので,フィリピンからガダルカナル島,パプアニューギニア,インドネシア・バリ島にかけて分布することが知られている。しかし,従来日本およびその周辺海域からは報告されていなかったので,今回得られた標本をホロタイプとともに図示し,簡単な再記載を与えた。

• 2005-01-31

著者

• カロモン P.

  Department of Malacology, Academy of Natural Sciences1900 Benjamin Franklin Parkway

• カロモン P.

  Department Of Malacology Academy Of Natural Sciences

関連論文

• タイおよびアンダマン諸島から採集された3つの成長段階を持ったナガニシ属の新種
• 日本産ナガニシ属の研究III : レクトタイプの選定を含む9種類の再検討
• 日本新記録種ハシグロキヌヅツミ(腹足綱:ウミウサギガイ科)
• ツクシガイ科の新属ノミテツヤタテ属Thalutaとその新種の記載
• 新種を含む,日本産およびフィリピン産チョウセンニシ属の数種について
• レクトタイプの選定を伴う,日本産ナガニシ属数種の再検討
• ナツミオトメ(新種・新称)を含む日本新記録のフデガイ類

スポンサーリンク