医療者・生命倫理学者がみる末期ケアの倫理問題
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概要
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末期ケアの倫理に関する国際比較研究の一部として、末期ケアにおける主要な倫理的課題を日本、欧米間で比較した。自由記述式および選択式質問からなる質問紙に回答した医師、ナース、および生命倫理学者の、日本は計121名、欧米は102名のデータを分析した。結果、日本は、告知、IC、および患者自己決定の欠如が最も大きな問題であった。これに対して欧米は、安楽死、治療中止と死ぬ権利、および痛みの管理を含む治療の問題が最重要であった。それら倫理問題が生じている要因とその解決についてデータを示し、社会的・文化的文脈のもとに論じた。
- 日本生命倫理学会の論文
- 2002-09-17
著者
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