ストリーム蓄積・配信処理向けSANファイルシステムDJMFSの実装(コンテンツ配信)
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概要
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高性能な監視映像蓄積・配信サーバのニーズが高まると共に、サーバの蓄積・配信性能不足や、監視向け機能の実現のための開発工数の高さといった課題も顕在化してきている。本研究では、上記課題を解決するため、既存ストリームサーバとHiTactix搭載の外付けI/Oエンジンサーバをクラスタ構成で連携させる監視映像蓄積・配信サーバの構築方式を提案する。さらに、この構築方式で必須となる高いストリームデータの蓄積・配信性能のスケーラビリティを達成できるSANファイルシステム(DJMFS)の設計・実装を行う。特に、DJMFSは、データ挿入、ファイルイメージのスナップショット管理の低オーバヘッドでの実現などの既存SANファイルシステムが持つ技術課題の解決を目指した。最後に、DJMFSの一次性能評価を行い、提案したサーバ構築方式により、10.1GB/sのストリームデータの蓄積・配信が達成可能との見通しを得た。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-05-12
著者
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