音楽を活用した子どもの発達と評価に関する方法論的研究 : アセスメントツールと実践ツールの開発
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概要
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本研究では障害児教育において活用される機会の多い音楽を一つの辛がかりとし、実際の教育実践場面において、子どもの実態を把握するための評価に関する方法論の構築を目的とした。障害児教育の教育実践場面において、子どもの現段階での音楽に関わる発達を客観的に評価し、その後指導を行う上での次の目的や具体的な取り組みの方法内容を知る方策があれば、将来的に、音楽を通じて子どもの全体的な意味での発達支援へ繋げていくことができると考えられる。このことから、音楽に関わる子どもの発達についての客観的な評価を行うための「アセスメントツール」4点、及び教育実践場面において具体的に「音楽を活用した取り組み」を考案するための「実践ツール」3点を試作した。具体的な開発過程と実際の試用事例を示すことで、今回開発したツールの有効性を明らかとし、今後さらに改良を進めるに当たって考慮すべき課題について指摘した。
- 2006-03-31
著者
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緒方 茂樹
Faculty of Education, Univ. of the Ryukyus
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與座 亜希子
Naha Special School of Okinawa Prefecture
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玉城 葉月
Misaki Special School of Okinawa Prefecture
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上原 方希
Nishizaki Special School of Okinawa Prefecture
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緒方 茂樹
Faculty of Education, Uni. of the Ryukyus
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