「哲学カフェ」-社会のなかの議論空間のデザイン(コミュニケーションデザイン及び一般)
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概要
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本発表では、「哲学カフェ」成立の社会的背景を解説するとともに、その活動を社会的実践として捉える。その活動の核は次の三つにまとめられる。(1)社会のなかで哲学的議論の場を作ること、議論の環境を整備し、それを維持すること。(2)議論を楽しむ人が自発的に参加する場であること。そこには外在的な目的や評価が介在する必要はない。(3)偶発的な状況に対応し、即興で参加者の意見・発言を吟味し、整理する進行役の実践知が重要性であること。こうした活動としての哲学カフェは、社会的・公共的な議論実践の環境の一角を担うであろう。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-07-03
著者
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