看護成果分類導入の効果 : 精神看護学実習における看護過程指導にむけて
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概要
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学生が臨地実習において看護診断を行っていくことは、患者の健康状態をアセスメントし、看護問題を明らかにすることを目指している。精神看護学実習において学生が向かう対象は、一人ひとりが個別の病態や症状を呈する。その為、看護の視点が定まっていない学生は、看護問題を抽出しようとアセスメントの段階で迷いがあったが、看護診断定着とともに正しい看護問題が抽出できるようになってきている。しかし、看護成果については、目標を決定する段階で主観的な指標で決定している現状があるため問題と目標との関係が十分に理解できていないと考えられる。そこで、看護成果分類(Nursing Outcome Classification以下NOC)導入について、NANDA-NOC Linkageを活用し検討を行なった。その結果、教員は対象の目標表現であるNOCの使い方についての疑問点を明らかにし、更に看護成果分類に対する理解を深めることができた。実習での事例展開に伴う学生指導を行う上で、NOC導入に対する示唆が得られたので報告する。
- 高崎健康福祉大学の論文
- 2006-03-30
著者
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