尾道市体育協会の社会的貢献に関する一考察 : 1945年から2004年までの60年間
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概要
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1946年(昭和21年)に尾道市体育協会が設立され、初代会長に商工会議所会頭の金尾馨が就任している。当時の競技団体は、陸上競技、庭球、野球、バレーボール、柔道、剣道、スキー、山岳、水泳等である。また、1958年(昭和33年)に地区体育協会が設立ている。2004年(平成16年)の尾道市体育協会の傘下団体は、24競技団体、17地区体育協会、23スポーツ少年団で構成されている。尾道市体育協会は、スポーツフェスティバルなど全市民のスポーツ活動を担い、1970〜1980年代に尾道市民スポーツの基盤ができたといえよう。競技団体の活動は、60年間に変遷が伺えるが、各種目の大会を開催するなどスポーツの普及・振興の役割を果たしてきた。地区体育協会は、設立当初から町民運動会、地区バレーボール大会等の地域のニーズに応じたスポーツ活動に応え、地域住民意識を高揚してきたことの貢献度は高い。スポーツ少年団は、スポーツ種目別に情熱を注ぎ、スポーツを通して、たくましい青少年に育成の目的を果たしてきた。このように尾道市体育協会および傘下団体は、スポーツを市民に提供してきた役割は高く評価され、市体育協会の存在が尾道市民に徐々に浸透し、尾道市民に貢献してきた。
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