「木田宏オーラルヒストリー」と地方教育行政の組織及び運営に関する法律の成立 : 成立にあたっての諸課題について
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概要
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木田先生が戦後の地方教育行政を担うことになったのは,昭和23年に制定された教育委員会法に基づき発足した教育委員会での仕事をたんとうしてからである.当初から様々な問題が指摘され,論議が続いてた.教育委員会法は8年で廃止され,昭和31年に制定された地方教育行政の組織及び運営に関する法律(以下,地教行法)による新しい教育委員会制度ヘと引き継がれた.教育委員会制度改革にあたって,特に問題となったのは教員の給与負担と人事権の関係,委員の選任方法,委員会の設置単位をどうするかといった点であった.文部省の担当課長として地教行法案作成にあたった木田宏先生のオーラルヒストリーをもとに,これら諸問題の背景,改革にあたっての基本的スタンス等について,その一部を概観した.
- 2006-06-01
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